いつまでも働き続けられる環境を目指して! ティーガイアが在宅勤務制度を導入した理由-後編-

いつまでも働き続けられる環境を目指して! ティーガイアが在宅勤務制度を導入した理由-後編-

2019年8月22日
編集部

全国で携帯電話やインターネットの販売を行うティーガイアの働き方改革。前編では、在宅勤務制度を導入するまでの経緯を中心にご紹介しました。後編では、実際に在宅勤務制度を利用しているママ社員・菅井さんにも加わっていただき、自宅での働き方について話を伺いました。


1番のメリットは「心の余裕」

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在宅勤務のメリットは、「心の余裕」

──菅井さんはどのような業務を担当していますか?

菅井さん:携帯キャリアの窓口となる営業のサポートや業務の効率化を担当しています。

──菅井さんは現在も在宅勤務を利用しているそうですが、実際に経験してみて在宅勤務のメリットは何だと思いますか?

菅井さん:心に余裕ができることが1番ですね。私の子供は、現在3歳なのですが、イヤイヤ期真っ只中なんです。

多分、私だけではなくて、まだ小さい子供を育てながら働いていると、常に疲れている状態の人も多いと思うんですよ。仕事が終わっても育児が待っているので。でも、在宅勤務の前日は、「明日は家で仕事できる! あとひと踏ん張り! 」って頑張れるし、夜も子供に対しておおらかに接することができるんですよね。

例えば、いつもは帰宅後に子供をお風呂に入れている時点で、「あと残り少ない体力をどこに使おうか……。」と考えるんですが、在宅勤務の前日は「まだいけるぜ、私!」と思えるんですよね(笑)。 通勤時間がなくなるからなのか、ストレスが少ない環境で仕事をできるからなのか、理由はわからないですが、心の余裕が違うんです。

あとは、食事に関しても余裕でましたね。 私の場合、毎日通勤している時は、「今日の夜ご飯どうしよう?」など、帰宅後のことがどうしても気になっていたのですが、在宅勤務だと通勤時間を短縮できる分、家事に回せる時間も増えるので、キツキツの作り置きで回す必要がない。これも心の余裕につながりますね。

導入後に見えてきた「ウェブ会議とペーパーレス化の必要性」

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在宅勤務の導入後に見えてきた課題とは?

──逆に、在宅勤務の課題だと思うところや不便だなと思うことはありますか?

菅井さん:う~ん、課題ですか……。私は、もともと出社しても集中したい時はあまりコミュニケーションをとらないタイプだからなのか、快適に働けているんですよね。「いつもより椅子が柔らかいな~。」とか(笑)

笠原さん:私の場合は、逆にコミュニケーションが課題かなと思うんですよね。さっき内線を使えると言ったのですが、物理的に近くに人がいないので、ほんのちょっとの確認が必要な時は、やっぱり不便ですよね。あと、周りの方が会議を入れたくても、在宅勤務の人に気を遣ってしまうということもあるのではないかな~と。

菅井さん:会議はそうですね。在宅勤務者とも打ち合わせできるシステムがあるといいですよね。

笠原さん:最近スカイプを導入して、希望者にはIDが配布されたので、ツールとしてはあるんですよね。でも、まだスカイプを使って自宅からも会議に参加しようという文化があまり浸透していないので、職位や業務内容に関わらず、全社的にもう少しウェブ会議を普及させる必要があるかなと思っています。

あと、弊社は紙の書類を扱う業務がまだまだ多いんですよね。でも、書類を持ち帰ることは禁止しているため、在宅でできる仕事が限られてくる。そのあたりも考えて、今後ペーパーレス化を進める必要があると思っています。

モチベーション管理やリフレッシュ方法は?

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モチベーション管理の方法を教えて!

──自宅で仕事をする時、モチベーション管理のために工夫していることなどはありますか?

笠原さん:在宅勤務者に話を聞くと、気分を仕事モードに切り替えるために、あえて出社時と同じ服装やメイクで仕事をするという方が結構いるんですよね。私も、結局保育園には行かなきゃいけないので、スッピンで行っても大丈夫だけれど、あえてちゃんとメイクして普段と同じ流れを作っていますね。

菅井さん:そうなんですか! 私はリラックスできる格好で仕事する派です。モチベーション管理としては、仕事をリスト化しています。グループウェアに在宅でやるタスクリストを書き込んでおいて、それをどんどん進めていく。意外と、出社して作業する時より集中してこなせたりしますね。

──仕事と育児の両立でお忙しいと思うのですが、リフレッシュのためにしてることはありますか?

菅井さん:月に1回は必ず一人で遊びに行く時間を作るようにしています。もともと私、飲み会大好きだったんですよ。だから、育休中は、旦那が飲んで帰ってくるのが「許せない!」ってなることも(笑)。「私だってもっと仕事したいの! 飲みたいの!」って、思いますもん(笑)。

もちろん、子供はほんと~~~にかわいいんです! でも、子供と二人きりみたいな状況が続くと、「大人と話したい!」と思うこともありますよね。だから、復職してからは仕事がリフレッシュになっているようなところもある。

でも、それだけではなくて、毎月自分1人の時間を作ることを目標にしていますね。できるだけバランスよく、仕事も育児もやっていきたい。

笠原さん:私は、朝4時に起きてから6時までの間に一通り家事をするのですが、家事が全部終わり次第、残りは自分の時間なんです。だから、その時間に少しリフレッシュするタイミングがあって、全て終わった状態のきれいな部屋で「終わったー!」って、寝転がるんですよ。寝転がって、全て家事をこなした達成感を感じるのが私のリフレッシュですね。

それを楽しみにしているので、家事にちょっと手間取って時間がなくなってしまうと、「あー。今日はできなかった……。」ってなります(笑)。

社員とその家族のために、新しい働き方の"道"を作っていきたい

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今後も全社をあげて働き方の整備に取り組んでいきたい。

──最後に、今後の働き方に関する展開などがあれば、教えてください。

笠原さん:弊社には、「社員とその家族を大切にし、働く喜びを実感できる企業であり続けます」という企業理念があるのですが、この考え方が、弊社における働き方改革やワークライフバランス向上を進めていく根本になるのではないかと思います。

私は在宅勤務の導入に立ち会いましたが、それ以前に、育児などの制度を整えてくれた先輩方がいるんですよね。こうやって私たちが育休や産休を取れる道を作ってくれた先輩方がいるから、私たちは育児と仕事を両立できる選択肢がある。

だから、私もその前例に倣って、将来、自身もしくは配偶者の出産や育児、親世代の介護を経験するかもしれない社員たちの道を一緒に作って、その道をみんなが歩きやすいように踏み固めていく役割があるのかなと考えています。

また、やはり弊社は販売職である店舗スタッフがかなりの割合を占めているし、店舗スタッフや営業あってのティーガイアなんですよね。だからこそ、そこに対して何かアプローチできるような人事制度も必要だと思っています。今後も、新しい働き方について全社的に取り組んでいきたいですね。

──本日はありがとうございました!

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