【連載】元公務員ライターのノマド生活レポ ―第3回―「ノマドワーカーのモチベーションUP法」

2019年7月30日
新美友那

こんにちは、元公務員ライターの新美です。大卒後に約5年勤めた市役所を辞め、フリーライターになってそろそろ2年が経ちます。 この連載では、そんな異色の経歴を持つ私から見た「ノマドワーク」等の新しい働き方や、そんな働き方を目指す方に向けたメッセージを楽しくお伝えしていければと思っています。


前回は1日のタイムスケジュールについてお伝えしましたが、スケジュールを決めていてもやる気が出ない日はありますよね。在宅ワークならなおさら、モチベーションを保ち続けるのは難しいと思います。

そこで今回は、在宅ノマドワーカーの私が実践している「モチベーションUP法」についてご紹介します!

作業ごとに時間を計る

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Toggl(トグル)というツールで作業ごとに時間を計ります

毎日仕事をしていても、1人だと頑張っている実感がなく、達成感が得にくいですよね。そうするとやる気も出づらくなるので、「日々これだけ仕事をしている」とわかるように作業時間を計ることにしています。

「毎日8時間作業している」などとはっきり作業量が分かれば、「そんなに頑張っていないと思っていたけど、意外とやっているんだな」と思えます。

日々の仕事量は「今日やるべきタスクが終わるまで」としていますが、やる気が出ない時は「○時間作業するまで」と終わりが見えやすい時間で区切って、やる気を出すようにしています。

また、作業ごとに制限時間を決めておき、タイムアタック方式で計りながら作業をすると、効率が上がるのでおすすめです。私は1記事2時間程度で書くようにしています。

仕事っぽくない雰囲気にする

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あえておしゃれなカフェに行ったりするのもやる気が出ます

既にやる気が出ず「仕事したくないなあ……」という気持ちの時は、リビングやベランダで作業するなど、「仕事っぽくない雰囲気」を作って作業します(笑)。

毎日デスクに向かって仕事をしていると、飽きるし「また今日も仕事か……」と座るだけでモチベーションが下がることもありますよね。

書く部屋を1記事書き終えるごとに移動してみたり、メールチェックは朝ご飯を食べながらにしたり、ラジオ感覚でYouTubeを流しながら作業したり……。

なんとか作業に入れれば徐々に集中していけるので、いつのまにか仕事が進んでいた、ということもよくあります。

人目のある場所に行く

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コワーキングスペースなどに「通勤する」のもおすすめ

家にいるとだらけてしまうなら、カフェや図書館、コワーキングスペースなど、人目のある場所・周りも作業している場所に行きます。

カフェはちょうどいい雑音があると集中できる方におすすめですし、図書館はその場で調べ物もできます。コワーキングスペースは周りもみんな仕事をしているので集中しやすく、休憩時に雑談を通して同業種の友人ができることも。

独立当初は「コワーキングスペース まるも」に毎日通っていたのですが、同業種の友人が多く質問もできる環境だったので、自然と仕事もはかどりました。

作業会をする

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数人で集まって作業をするのも◎

ノマドワーカーの友人がいれば、集まって作業会をすることもできます。実はこの記事を書いた後も、自宅で作業会をします(笑)。

最初に「私語禁止」「○時までは頑張ってその後はお茶する」などと方針を決めてから始めればはかどりますし、「今日はお互い1万字書くまで帰らない」と作業量を決めて「絶対にやる環境」を作ってしまうのもよいでしょう。

ただし、話し込んでしまうと作業どころかただのお休みなので(笑)、作業会は真面目に作業をしてくれる人とするのがおすすめです。ちなみにTwitterでは、Skypeなどを使ったオンライン作業会を開催している方もいるので、気になった方はぜひ。

どうしても駄目な時は、思い切って休む

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半日休みにして、フリーランス仲間で浅草に行きました!

いろいろ試してみても全然やる気が出ない場合は、思い切って休みます。アニメ映画『魔女の宅急便』にも同様のシーンがありましたが、「書きたくなるまで休む」と不思議とやる気が戻ってくるからです。

とはいえずっと休むわけにはいかないので、実際は20分だけ昼寝をしたり、1時間だけゲームやYouTubeを楽しんだりします。「仕事しなきゃ……」と思いながら休んでも、心はあまり休まらないので、時間を決めて「この間は遊んでいいことにする!」と決めることが重要です。

あまりにやる気がない時は「今日は仕事しない!」と決めて、前から行きたかったカフェや買い物に出かけたりするのも効果的です。この方法がいつでも取れるように、日々前倒して仕事を進めておきましょう。


モチベーションUPの鍵は人それぞれです。私はやっていませんが、「ドリンクバー並みに飲み物をストックしておき、気分に合わせて飲む」ことでモチベーションを上げているという方もいます。

いろいろな方法を試しつつ、ご自身にあったモチベーションUP法を見つけてみてくださいね!

執筆者プロフィール
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プロフィール:1988年鹿児島生まれ、東京育ち、千葉在住。 法政大学卒業後、都内市役所に5年ほど勤めて退職。2017年からフリーライターに。編集・取材・講師・イベント登壇を主に行っています。趣味は、アニメ・漫画、美味しいもの巡り、珍しい焼酎を飲むこと、飼い猫と遊ぶこと。 Twitter: @inaka_free213

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