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ノマドワークのメリット・デメリットについては第1回で軽く触れましたが、今回は、ノマドワークのメリットについて、経験を踏まえつつ、より具体的にお伝えします。

家族の一大事に駆け付けやすい

フルタイムで会社勤めをしていると、家族の急病やトラブルに見舞われた時、すぐ駆けつけるのはなかなか難しいことも多いと思います。しかし、ノマドワーカーなら働く場所や時間の自由がきくので、家族の一大事にすぐ駆けつけることができます。

ノマドワーカーになる以前、鹿児島の祖父のお通夜に出るために休みを申請したのですが、休みの間は仕事ができないのはもちろん急なお休みを直接伝えなければいけなかったので、とても気を使ったことを覚えています。

その点、オフィス以外でも働くことができれば、多少の連絡はもちろん、守秘義務のない内容であれば移動中に仕事を進めることも可能です。また、私の場合はクライアントとのやりとりも、オンライン連絡がほとんどなので、直接連絡よりも伝えやすいということもあります。「家庭を大事にしたい」という思いの強い私にとって、これはとてもありがたいです、

彼氏の転職活動に無事内定が出た時も、その日の業務を切り上げて、すぐお祝いに駆けつけることができました。辛い時も嬉しい時も、大事な人や家族との時間を優先しやすいことは、ノマドワーカーの大きなメリットだと思います。

病院・役所などの用事を済ませやすい

就業時間や働く場所が決まっている場合、「病院や役所に行くのが難しい」という問題もよく聞きますよね。病院や役所の受付時間と企業の就業時間が重なっている場合など、就業後に行くことが難しいと思います。私も、公務員時代には、平日に有給を使って役所へ書類申請に行ったり、数少ない土曜の開庁日を狙って手続きに行ったりしていました。

働く時間や場所を選べるようになってからは、平日の昼間に病院や役所の用事を済ませることも可能になりました。今は先方の確認待ちや案件がひと段落した時など、割と自由なタイミングで病院・役所の手続きができるようになっただけでなく、待ち時間に仕事を進めることもできるので、一石二鳥です。

気分転換しやすく働きやすい

プライベートを充実させやすいだけではなく、仕事もしやすくなるのがノマドワークの醍醐味です。在宅で働けるので、毎朝家を出る1時間前に起きて着替えやヘアメイクを頑張る必要もありません。子どもを授かった場合にも、育児との両立がしやすいのではないかと期待しています。

特に私が嬉しいと感じたのは、仕事をする時間と場所を自由に選べることです。私は自宅で仕事をすることが多いのですが、だらけてしまう日は近所のカフェに移動したり、取材の帰りにいつも行かないカフェや図書館に寄って仕事を続けたりと、気分転換の選択肢がかなり幅広いので飽きません。

役所に勤めていた頃は、郵便物を取りに行ったり手を洗ったりと、5分くらいの気分転換が精一杯でした。でも、それだけではやる気が戻らないこともやっぱりありますよね。その点ノマドワーカーの今は、気分転換にスマホゲームのレベル上げをしても何も言われないので(笑)、自己管理さえできればとても働きやすい環境です。

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今月でノマドワーカー歴はちょうど2年半。公務員時代とは全く違う働き方になりましたが、ノマドワークは私にとって重要なメリットが多く、働き方を変えることができてよかったと思えています。 また、体調の変化や出産前後の時期にも柔軟に対応しやすく、女性の方には特に嬉しい働き方ではないでしょうか。東京オリンピックも近づきテレワークが推奨されている今、興味のある方は、よかったら参考にされてくださいね。次回は、ノマドワークのデメリットについてお伝えします。