【連載】元公務員ライターのノマド生活レポ ―第13回―「ノマドワークのこれから、元公務員ノマドワーカーのこれから」

【連載】元公務員ライターのノマド生活レポ ―第13回―「ノマドワークのこれから、元公務員ノマドワーカーのこれから」

2020年1月31日
新美友那

第13回 「ノマドワークのこれから、元公務員ノマドワーカーのこれから」 こんにちは、元公務員ライターの新美です。大卒後に約5年勤めた市役所を辞めてフリーライターに転職、3年目になりました。 この連載では、そんな異色の経歴を持つ私から見た「ノマドワーク」等の新しい働き方についてや、そんな働き方を目指す方に向けたメッセージを楽しくお伝えしていければと思います。


この連載、実は今回で最終回です。全13回にわたり読んでくださった皆さま、編集や掲載に関わってくださったみなさま、ありがとうございます! 最後ということで、今回はノマドワークと私個人のこれからについて、私が思うことをお伝えします。

ノマドワーカーが増え、より働きやすい世の中に

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朝から炊き込みご飯作れるくらい、働きやすいです。笑.

東京オリンピックの開催に向け、リモートワークが推奨され始めたことを皮切りに、これからノマドワーカーは割と急激に増えていくと思います。妊娠中・子育て中・障害をお持ちの方はもちろん、あらゆる方にとって自分の好きな環境で働けるメリットはとても大きいですし、一度導入してしまえばこんなに便利な働き方はないですよね。職場の仲間と毎日顔を合わせて働きたい方はそうすればいいし、自宅でリモートワークしたい方はそうすればいい。そんな、環境を選んで好きに働ける時代が来たらとても素敵だなと思います。

実際、毎日の通勤で満員電車に乗るのは、ほとんどの人が望まないことだろうし、「通勤は無理だけど家なら働ける」という方の労働力も活用できるので、最初の導入フェーズが終わったら一気にノマドが一般化してくれるのではないかと、個人的には期待しています。

ノマドを活かして副業、始めました。

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動画編集も細々と始めました。

最近の私はと言うと、ノマドワークのかたわら実は副業を始めました。動画編集や物販をしているのですが、気分転換に短い動画を編集したり、カフェに行くついでに商品を発送したりと、副業を間に挟むことで逆にモチベーションが保ちやすいという、意外な結果になっています。

副業OKの会社でも、会社勤めだとどうしても勤務の前後に副業をやることになりますよね。合間に副業するくらいなら許されるというフランクな雰囲気の会社でノマドワークをするのあれば、副業で気分転換できるうえ、お金も稼げるので一石二鳥です。年金問題で実は私も老後資金がとても不安なのですが(笑)、ノマドワークの柔軟さや移動の多さを活かして副業を組み込むことで、その不安も少し解消できそうです。副業が許される環境の方には、かなりおすすめの方法です。

これからもノマドワーカーは続けたい。一度やってみるのもおすすめ

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愛する猫と自宅で仕事できる環境、最高です。

ノマドワークには賛否両論ありますが、正直私はノマド中毒です(笑)。一度始めたらとても性格に合っていて、やめられなくなりました。もちろん、日中の話し相手がいない孤独感や、誰も見張っていてくれないモチベーション管理の難しさなど、大変な面もあります。しかし、苦手な人と働かなくてもいい気楽さ、いつでもどこでも働ける自由さ、やってみたい仕事にチャレンジしやすい裁量の大きさには代えがたく、合う人にはとことん合う働き方だと思います。今後もし会社に勤めることがあったとしても、ノマドワークを許してくれる会社を探すでしょう(笑)。

仕事にまつわる悩みは尽きませんが、それはその都度解決していけばいいことです。もしノマドワーカーという働き方が気になっている方がいたら、私はぜひ一度試してみることをおすすめします。会社を辞めなければならない場合は少し準備が必要ですが、もしやってみて合わなかったとしても、それは無駄なことではないと思います。一度きりの人生、特に大事な仕事であればなおさら、いろいろなことにチャレンジして「自分に合う・合わない」を見極めるのは、とても大切なことではないでしょうか。

多様な働き方への理解が進み、どんな方も自分に一番合った働き方ができるような世の中になっていくことを祈って、連載を終わりにしたいと思います。ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

執筆者プロフィール
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プロフィール:1988年鹿児島生まれ、東京育ち、千葉在住。 法政大学卒業後、都内市役所に5年ほど勤めて退職。2017年からフリーライターに。編集・取材・講師・イベント登壇を主に行っています。趣味は、アニメ・漫画、美味しいもの巡り、珍しい焼酎を飲むこと、飼い猫と遊ぶこと。 Twitter: @inaka_free213

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