【連載】アラサー女子のワーホリ生活 in ドイツ-第3回-「ドイツのホストファミリーってどんな感じ?」

【連載】アラサー女子のワーホリ生活 in ドイツ-第3回-「ドイツのホストファミリーってどんな感じ?」

2019年6月11日
Rina

第3回 「ホストファミリーとの生活」 みなさん、こんにちは!Rinaです!ドイツで始めたワーホリ生活の中で、体験したことや感じたことを現地から紹介する本連載。今回はホストファミリーとの生活についてご紹介します。


2019年3月17日、フライブルクというドイツの南西に位置する都市で、私のワーホリはスタートしました。語学学校に通う間は、ホームステイをすることになっていたので、フランクフルト空港に到着後、そのまま語学学校の送迎タクシーを利用してステイ先まで移動しました。

約2時間半の移動中は、これから始まるドイツ生活やホストファミリーのことで頭が一杯で、景色を楽しむ余裕もほとんどありませんでした。

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フライブルクの景色-1-

■やっぱり直面!「言葉の壁」

ステイ先に到着すると、遂にホストファミリーとの対面です。「何事も最初が肝心!」と、しっかり挨拶を考えていたはずなのに、いざホストファミリーと対面すると「Hallo. Ich heiße Rina.(こんにちは。私はリナです。)」しか言えず、これからのドイツ生活にかなりの不安を覚えました……。

ドイツでワーホリをすると決めてから、周りのみんなに「ドイツ語話せるの?」「勉強したことがあるの?」とたくさん聞かれましたが、皆さんはすでにご存じの通り、私はこれまでに一度もドイツ語の勉強をしたことがありません。でも、正直、「まあ、英語は通じるだろうし大丈夫でしょ!」と、甘い考えを持っていました。

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フライブルクの景色-2-

しかし、蓋を開けてみると私がお世話になったホストファミリーはほとんど英語が話せない! そして、私はドイツ語が話せない! Google翻訳がなければ、コミュニケーションをとることができない! という状況で、初日から「言葉の壁」に直面したのです。

なんとかなるさ精神でドイツに来たものの、実際にはコミュニケーションはおろか、挨拶すらままならない自分が情けなくなり、落ち込むことも多々ありました。でも、そのおかげ(?)で、「ホストファミリーと早くコミュニケーションをとれるようになりたい」という気持ちがより強くなり、ドイツ語学習のモチベーションにもつながりました。

■ホストファミリー以外の同居人登場!?

エージェントから事前に伝えられていたステイ先の家族構成は、ホストマザー、ホストブラザー2人、ホストシスター1人、そして愛犬1匹。しかし、いざドアを開けてみると、明らかに事前情報にはない若い男性が1人いる……!

実は、私と同日にホームステイを始めるコロンビア人の18歳の男の子がいたのでした。

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当日に知ったハウスメイトの存在! 心の支えになりました!

私はハウスメイトがいることを知らなかったので、最初はかなり驚きましたが、ドイツ語が話せない者同士であること、英語を使ってコミュニケーションをとれることから、彼とのコミュニケーションは心の支えになりました。また、語学学校のクラスも同じだったので、学校終わりにランチに行ったり、街を散策したり、一緒に楽しむことができました。私には年下の兄弟がいないので、彼との生活は新鮮で、今ではまるで弟ができたような気持ちです。

■ホームステイ中の家事ってどうするの?

ホテルや寮とちがい、現地の家族と一緒に暮らすという状況をイメージしにくい人もいると思います。そこで、今回お世話になったステイ先の暮らし方をご紹介します。

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私が滞在した部屋

洗濯

毎週金曜日に、ホストマザーがまとめて洗濯。月曜日に、洗い終わった洗濯物を部屋の前に置いておいてくれる。

食事

朝食:パン、シリアル、ハム、チーズ、果物などが用意されているので、自分で好きなものを食べる。必要なものがないか夕食時にいつも聞いてくれ、足りないものはすぐに補充してくれる。

昼食:ホームステイの費用には含まれておらず、学校終わりに友達と食べる。

夕食:ホストマザーが作ってくれるので、一緒に食べる。

掃除

浴室、トイレ、台所など自分の部屋以外はホストマザーが掃除。

各家庭によってルールは異なるので、実際にホームステイをする際には、必ずホストファミリーに聞いてみてくださいね!

■イースターでホストファミリー大集合!

最後に、ホームステイ中に心に残った出来事についてご紹介します。

ドイツでは4月19~22日までイースター休暇がありました。近年、日本でもイースターの知名度があがってきましたよね。イースターは日本語に訳すと「復活祭」で、イエス・キリストの復活を祝うお祭りです。その期間は、学校や仕事はお休み、そして町中のお店も全て閉まります。ドイツに来るまで、イースターに何をするのか、よく分かっていませんでしたが、ホストファミリーに聞いたところ、家族みんなでごちそうを食べるのが一般的なお祝いの仕方だそうです。

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大好きホワイトアスパラガス!

ステイ先でも、ホストマザーの兄弟姉妹、そしてその家族たちが大集合し、イースターのお祝いが開かれました!

夕食の際にいきなり家族が大集合するリビングに放り込まれ、初めは緊張しましたが、私の隣には日本に興味を持っているホストマザーの甥っ子さんが座ってくれて、日本について話をしたり、お互いの言語を教えあったりする中で緊張もほぐれ、楽しく過ごすことができました。彼のおかげで私にとって初めてのイースターは、良い思い出となりました。

日本を訪れることが夢だと言っていたので、いつか日本で会えたらいいなあ~!


ワーホリでの滞在方法としては、ホームステイ、寮(語学学校に通う場合)、シェアハウス、アパートなど選択肢がたくさんありますが、私は最初にホームステイを選んでよかったと思います。

初めてのドイツ生活で、頼れる人がいない中、ホストファミリーやハウスメイトがいたことはとても心強く、また食事や生活習慣、考え方などを通してドイツのことを学ぶ機会にもなりました。これからワーキングホリデーや語学留学を検討している方はぜひ、ホームステイを試してみてはいかがでしょうか?

次回のテーマは「語学学校」です! お楽しみに!

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執筆者プロフィール
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1992年鹿児島生まれ。A型。2人姉妹の妹。 趣味は、海外旅行、映画鑑賞、カフェ巡り、お酒を飲むこと。 子供の頃から海外に憧れ、一度は日本で就職するものの、26歳で仕事を辞め、2019年3月からドイツへワーキングホリデーに行くことを決断! 渡航先は大学時代に旅行で訪れたドイツ。勢いで決断したため、ドイツ語は全くの初心者。 Instagram: rina._.83